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潜水艦のはなし

わが国の潜水艦の技術は世界一であるという。

 潜水艦というのは海上で発見されるや、
海の棺桶、といわれるくらいもろいものはない。

 海上の船のソナーにスクリューの音が検知され、
あっというまに見つかってしまうのが、
たいていの国の潜水艦なのだが、
こと日本のそれは、スクリューに秘密があって、
ほとんど音がしないのだそうだ。

 だから、ソナーに反応しないので、
ひょっとすると他国の戦艦のすぐとなりに
音もなく浮上することもできる。

 そういうわけだから、
中国海軍は、ベトナムには海上でひどいいじめをおこなうが、
日本海では、ひっそりとしている。

 潜水艦が怖いのである。


 スクリューの技術だけではなく、
どこのどれをとっても、他国は日本の
潜水艦の技術をほしがっているそうだ。

 そんななか、オーストラリアでは、
潜水艦の共同開発をする国を選定していた。


 日本では、とうぜんわが国が
そのパートナーになると高をくくっていた。

 が、結果は、フランスの政府系造船会社「DCNS」
に決まったのだ。

 これって、アメリカが、全盛期のウサイン・ボルトを
リレーの選手から落とすようなものである。


 日本は、オーストラリアと手を結んで、
惜しみながらも日本の技術をあけわたし、
それでも、二か国で中国に圧力をかける狙いが
あったのだ。

 仄聞するところ、この選定の前に、
中国政府が多額の賄賂をオーストラリアの高官におくり、
日本を選ばないように工作したらしい。


 で、いま、「DCNS」から機密文書が漏れたとか、
とにかく、オーストラリアやアメリカでも、
問題視されているようだ。脇が甘いのじゃないだろうか。


 日本の技術も、なかなかで、潜水艦だけではない。

 たとえば、「はやぶさ」。

 7年だったか、遅刻はしたものの、
金星のうしろをまわって、故障した箇所は、
みずから補修し、そして、指定されたオーストラリアの
砂漠の「ここ」というところに帰ってきた。

 GPSを装着してのことだけれども、
この精度の高さに、NASAが驚いたという。


 この精度をもって、たとえばミサイル、
つまり、コンベンショナル・ストライク・ミサイルに搭載すれば、
ものすごい武器ができるのである。


 ようするに、目標物というより、「その人」だけを
狙うミサイルができるということなのだ。

 いま、アメリカはテロリストのために

空爆をやめないが、テロリストひとりを殺すのに

民間人27人の死傷者がでるという試算があるにもかかわらず、

それを続けている。

 

 コンベンショナル・ストライク・ミサイルが

あれば、民間人の犠牲者はゼロである。

 

 かんたんに言えば、
寝ているトランプ大統領の脳天に
ミサイルがぐさりと刺さり、
横にいるメラニア・トランプは
それに気づかずに朝まですやすや寝ている
ということも可能なのである。


 飛行距離ももんだいになるが、
そのうち、シャープペンシルくらいの
飛行物体が、ターゲットにぐさって刺さるような
コンベンショナル・ストライク・ミサイルが
開発されるかもしれない。


 渋谷のスクランブル交差点で
信号待ちしていると、右から左から、
そんな物体が飛び交っていたら、
物騒このうえもない。


 アメリカのステレス戦闘機につかわれている
ペンキは日本製である。

 F15・イーグルのコクピットのセラミックも
日本製である。


 重力6Gに耐えられるセラミックは
いまのところ日本しかつくれないらしい。


 アメリカが、セラミックの設計図を
脅しみたいにして、日本のある会社から取って、
自国で作ってみたら、経費が倍くらいかかってしまって、
やはり、ダメということになり、いまも
日本製のコクピットとなっている。


 砲丸投げの砲丸も、たしか川口にある、
小さな町工場で手作りで仕上げられているそうだ。

 砲丸は、選手によって重心がちがっているらしく、
それを手作業でたんねんに作ってゆく。

 ほとんど、海外の選手も砲丸は、
その町工場に依頼しているという。

 日本ならではのすぐれた技術といえよう。


 日本は、こうしたすぐれた技術がありながら、
経営陣の上の方に、すこし脳タリンがいて、
それでもって経営をおかしくしているのではないか。


 携帯業界も撤退があいつぎ、
けっきょく、iPhoneのひとり舞台となっている。

 自由な想像力をやしなう教育が
なされていないということが、現況を作っているのではないだろうか。

ざんねんである。


 広島、呉の駅に降り立つと、そこには、
世界に冠たる潜水艦の実物が
モニュメントのように置かれている。


 すべてが本物、しかし、スクリューだけは
ちゃんと別ものがついているそうだ。