連休やお盆の高速道路の渋滞。
どうにかならいものかとおもう。
はたして渋滞の先頭とはどうなっているのか、
信号も踏切もないのに
なんで、40キロもだらだらと渋滞するのか、
いろいろ、疑問はおこる。
むかし、地下鉄はどこからいれたんでしょうね。
かんがえると眠れなくなっちゃう、なんて
漫才があったけれども、
渋滞の先頭ってどうなってるんでしょうね。
なんて本気でいいたくなるのである。
頭にくる。
で、警察ときたら、この渋滞に、もっとも左側の車線、
ここは緊急車両がとおるところだが、
そこをズルしてとおる車を待ち構えているのだ。
この渋滞の解消を、全力をあげて解決する方策を
かんがえずして、そういう違反車両を検挙することに
躍起になっている。
だから、警察っておかしいのである。
さいきんは、検挙率が2割をきって、先進国ワースト2位になったくせに、
そんなちまちまとなさけない取締をする。
ま、それはそれとして、それより頭にくるのは、
その渋滞のなかにいたときである。
だらだらとアクセルとブレーキを踏みながら、
追突しないように走っているとき、
高速道路脇の電光掲示板にこうある。
「ここから渋滞20キロ 75分」
これが頭にくるのである。
たまに、べつにこういうのもある。
渋滞のさなか、「スピードおとせ」。
落ちとるわい。
ま、それはそれとして、「ここから渋滞20キロ」
むかつくじゃないか。
わたしは、それまで、渋滞のなか、
のろのろ運転していたのにもかかわらず、
なんで「ここから渋滞」なのだ。
いままで渋滞していのだ。なのに、なんで「ここら」なのか。
それじゃ、いままでのわたしの苦労はなんだったのか。
「ここから渋滞ね」
はいはい、わかりました。じゃ、いままでの数十分は、
渋滞ではなかったのね。
すこし、ゆっくりだけれども、渋滞ではなかったのね。
ね、そうおもうでしょ。
道路交通財団もすこしはがんかえてもらいたい。
ドライバーの心理というものを。
なにが「ここから渋滞」だよ。
もっと前から、そしてこれからも渋滞なんだよ。
で、そういうわたしの怒りがどこに起因するかといえば、
この財団の言語能力の低さにある。
たったひとこと、この電光掲示板に文字をいれれば、
この平和主義者のわたしを怒らせずにすむのである。
つまり、掲示板にはどう表記すればいいか。
わたしが教えてしんぜよう。
この表記はこうである。
「ここらからの渋滞 20キロ 75分」
「の」を入れるだけで意味合いはずいぶん変わるのだ。