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陰謀

 伝染しないストッキングを開発した社員が

解雇されたというはなしは有名だが、

企業にとってマイナスな製品をつくったんじゃ会社も

頭にくるにきまっている。

ーザーのための商品なのか、

それともわれわれが企業の戦略にはまっているのか。

シャンプーなんかどう考えたって、

リンスをいっしょに混ぜたってきっとうまくゆくはずなのに、

同じ容器でひょっとするとシャンプーより高い

値段でリンスを販売している。

だから、われわれは風呂用品というと、

双子のリリーズみたいに、シャンプーとリンスを

買わされているのである。

おまけに、シャンプーにはぎざぎざがついて

目の不自由なひとにも使いやすくなっているとか、

人にやさしい品物とか、

いろいろ工夫があるようにうたわれているが、

ほんとは、もっと本質的に、かつ金銭的にやさしくなれるのだ。

シャンプーとリンスがいっしょだったら、ぎざぎざはいらないのだよ。

 

 パナソニックなどは、うわさだが、

破壊工学が発達していて、電線コードもすこし細くしてあり、

ちゃんと五年くらいで壊れるようになっているらしい。

太さを計算しているのだ。ま、けれども、

企業存続のために技術がはたらかなくては、

その企業が倒産する、倒産すれば、景気が悪くなる、

そんなしくみは当然なのだから、

しかたのない事情である。

八百屋さんが原価で売り続けたら、

商店街でいちばんさきに自殺するのは八百屋さんだろう。

 

 企業と消費者の共存、どちらか一方がエゴイスティックな

方向に動いたら、ひずみはあっというまにおしよせる。

島田商店が店売りの120円の缶コーヒーに

消費税を足して売っているように。