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腰痛

 

 腰痛が治らない。

人間が直立歩行していらい、

肩こりと腰痛は税金みたいなものだから

やむをえないのかも知れないが、

とにかくだめですね。そういえば、

腰痛が治ってすっかり健康になりましたよ、

というひとにも出会ったこともない。

 

針治療に行ったときに、

これはひどいこれはひどいと何度も先生が言うんで、

どうひどいんですかって訊くと、

いや、ひどいってそれしか言わない、なんか頼りない。

マッサージにも通ったが腰のツボは

文字どおり痛いほどわかったけれど、

痛かった記憶しかない。接骨医でも同じ、

レントゲンを撮るまでが医者らしく、

あとからの治療はほとんど加持祈祷である。

ところで、レントゲンを撮りましょうという医者の顔って、

全体だれでも得意げであるのは、

レントゲンだけはすこぶる自信があるからなのだ。

写真撮るだけだから。

 

ひょっとすると、超一級の医者だと、

病気を完治させずに、長年にわたり、

ほとんど死ぬ直前まで患者をわがクリニックに通わせて、

金をしこたまふんだくるかもしれないが、

そんな天才的な医者より、

ほんとに治せない医者がほとんどだと

おもった方がはなしはわかりやすい。

なぜ、そんなことに気づいたかといえば、

接骨医は、ひどく針治療やマッサージやほねつぎを

批判するからだ。

あげく、ああいうのはインチキが多いからね、とか言う。

じぶんの仕事に自信がないひとは、

まず人の仕事を批判することで、

自分の地位を築こうとする。

日蓮が処刑されかかったのも他宗教を批判、

否定したせいでしょ、そんな図式は日常だから、

第一にひとの批判をするひとに本物はいないということは自明である。

 

けれども、ひとの中傷誹謗は聞いていておもしろいもので、

小気味よくすぱっと言ってくれるヒーローを

我われはついもてはやしてしまうのである。

悪口ヒーローは、その行為はヒーローでも、

こと中身に関してはまがいものであることを認識しなくてはならない。

 

じつはなぜこんなことを言うのかといえば、

予備校講師にこういう輩が多いのである。