どこの山道かは失念したが、
事故がたえないところがあったそうだ。
どんなに「事故多発」「スピード注意」などの看板をたてても、
事故は減らなかったという。
ところが、ある看板を立ててから
ピタッと事故がなくなったという。
どんな内容だったかというと、
「ここで事故を起こすと
救急がくるのには2時間は
かかります」
というものだった。
これは脳に、リスクが刻み込まれ、
「事故多発」とかいっても、「きっとおれは大丈夫さ」という
過信がつきまとうが、このリスクのアナウンスは
ひとの行動を制御するらしい。
これをプロスペクト理論という。
不確実な状況下における意思決定における
認知バイアスを根底にした
行動経済学の理論だそうだ。
わたしの教え子で、
たった1点で青山学院大学に受からなかった
学生がいる。ま、かれは、鹿児島の国立校に受かって
楽しくやっているが、桜島の噴煙のもとで4年間を暮らすか、
あるいは、青山通り、原宿のちょっと先の
瀟洒に場で学ぶかは、かんたんに決められないが、
その話は、いまの受験生に話している。
三科目で1点というのは、おそらく
漢字書き取りでさえ2点くらいはもらえるだろうから、
1点でも、見落とさないという
意思が受験生には必要だという
行動が肝心であることを伝えている。
はたして、事故が激減したように
受験でも成功するだろうか、
やはり本人次第であるのだが。